
皆さん、こんにちは。紗月です。
お家の顔である玄関、皆さんはどんなふうに整えていますか。ふと気がつくと玄関が薄暗くて、なんとなく気持ちまで沈んでしまうことってありますよね。お仕事や買い物から帰ってきて、ドアを開けた瞬間に目の前が暗いと、ドッと疲れが出てしまうような経験、私にもあります。

風水では「明るい玄関が良い」とよく言われますが、そうは言っても「ずっと電気をつけておくのは電気代も気になるし…」「マンションだとそもそも窓がなくて真っ暗になりがちで…」と、現実的な悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
「LEDならつけっぱなしでも大丈夫?」「人感センサーだと風水的にどうなの?」といった疑問に対して、今回は私の視点で、風水の知恵と現代の暮らしやすさをミックスしたヒントをまとめてみました。私と一緒に、無理なく続けられる心地よい玄関づくりのヒントを探してみましょう。
記事のポイント
玄関の電気つけっぱなしは風水的に良いか解説

風水において玄関は、すべての運気の入り口とされるとても大切な場所です。「気口(きこう)」とも呼ばれ、人間で言えば口にあたる部分なんですね。良い栄養(気)をそこから取り入れることで、家全体が元気になると考えられています。
ここでは、なぜ玄関の照明をつけておくことが推奨されるのか、その深い理由や、誰もが気になる電気代のこと、そして現代のライフスタイルに合った取り入れ方について、詳しくお話ししていきますね。
暗い玄関はNG?明るくする効果とは

風水の世界では、光は「陽(よう)」のエネルギーそのものだと考えられています。陽の気は「活動」「発展」「生命力」を象徴する、とてもポジティブなエネルギーです。
反対に、暗闇は「陰(いん)」の気が溜まりやすい場所とされています。陰の気が悪いわけではありませんが(落ち着きや休息には必要ですから)、活動の入り口である玄関がジメジメと暗い状態だと、どうしても気が停滞してしまい、お家全体の雰囲気が重くなってしまうことがあると言われています。
例えば、「最近なんだかやる気が出ないな」とか「家族の会話が減って、家の中が静まり返っているかも」と感じる時は、もしかしたら玄関の明るさが少し足りていないのかもしれません。
電気をつけて明るく保つことは、人工的に「陽」の気を補ってあげる大切なアクションなんです。これを風水用語で「化殺(かさつ)」と言ったりもしますが、要はバランス調整ですね。
明るい場所には自然と良い気が集まってくると言われていますし、何よりパッと明るい玄関に帰ってくると、それだけでホッと安心できますよね。この「あ、家に帰ってきたな」という安堵感こそが、良い運気を呼び込むための土台になるのかなと私は思います。
ここがポイント
玄関の電気をつけることは、単なる照明としてだけでなく、お家のエネルギーバランスを整える「光のサプリメント」のような役割も果たしてくれます。まずは「明るい=心地よい」という感覚を大切にしてみましょう。
マンションで24時間点灯するメリット

マンションやアパートにお住まいの方だと、玄関に窓がなくて昼間でも真っ暗、ということも多いですよね。構造上仕方のないことですが、太陽の光が入らない場所は、風水的にはどうしても「陰」に傾きやすくなってしまいます。
そんな時こそ、照明の出番です。風水の実践では、照明器具を「人工の太陽」に見立てることがあります。24時間点灯、つまり「つけっぱなし」にすることで、太陽が沈んだ後や光の届かない場所でも、擬似的に太陽がある状態を作り出せると考えられているんですね。
また、スピリチュアルな視点だけでなく、現実的なメリットも大きいです。
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| 気の活性化 | 光の波動で空気が澱むのを防ぎ、常に新鮮なエネルギーを循環させるイメージです。 |
| 防犯効果 | 常に明かりがついている家は「住人の気配」や「管理意識の高さ」を感じさせ、侵入者を遠ざける心理的効果が期待できます。 |
| 安全確保 | 夜中にふと目が覚めた時や、災害時の避難経路確保としても、玄関にほのかな明かりがあることは大きな安心につながります。 |
風水的な「魔除け」と、現実的な「防犯・安全」。この二つは、実はとても近い関係にあり、私たちの暮らしを守ってくれる大切な要素だと言えます。
LEDでつけっぱなしにした電気代の目安

「つけっぱなしが良いのはわかるけれど、やっぱり電気代が心配…」というのが本音ですよね。私も家計を預かる身として、無駄遣いはしたくないので、そこはすごく気になります。
でも、安心してください。昔の白熱電球とは違って、今のLED電球は本当に省エネなんです。環境省の資料によると、電球形LEDランプは一般電球と比べて約85%も消費電力を抑えられるとされています。
(出典:環境省『LED照明って、何がお得なの?|あかり未来計画』)
では、実際にどのくらいの金額になるのか、一般的な60W相当の明るさで試算してみましょう。
| 光源の種類 | 消費電力 | 1ヶ月(24時間点灯) | 年間(365日点灯) |
|---|---|---|---|
| LED電球 | 約7W | 約150円 | 約1,800円 |
| 電球型蛍光灯 | 約13W | 約290円 | 約3,500円 |
| 白熱電球 | 約54W | 約1,340円 | 約16,000円 |
※電気料金単価31円/kWhで計算した場合の目安です。実際の契約プランや製品によって多少前後します。
いかがでしょうか。LEDなら、24時間365日つけっぱなしにしても、月額の負担は缶コーヒー1?2本分(約150円)程度なんです。
この金額で、「深夜帰宅時のホッとする安心感」「防犯上のメリット」「風水的な運気アップ」の全てが手に入ると考えれば、コストパフォーマンスは非常に高いのではないでしょうか。「運気を買う」というと大げさですが、心の安定のための必要経費として捉えるのも素敵だなと思います。
交換の手間も激減します
LEDは寿命がとても長く(約40,000時間といわれます)、一度交換すれば数年は持ちます。玄関の高い位置にある電球交換は脚立が必要だったりと大変なので、交換頻度が減るのも地味ながら嬉しいポイントですよね。
人感センサーライトは風水的にあり?

最近は人が通るとパッとつく「人感センサーライト」を使っているお家も多いですよね。荷物で手が塞がっている時に自動で点灯してくれる便利さは、一度使うと手放せません。
ただ、風水の観点から見ると「人がいない時に真っ暗になるのはどうなの?」と心配される方もいらっしゃいます。確かに、常に光がある状態(陽)が理想とされる場合もありますが、真っ暗な時間が絶対にいけないわけではありません。
個人的には、両方の良さを活かした「ハイブリッド運用」が一番のおすすめです。
おすすめの使い分け術
- ベースライト(常夜灯): 足元灯やコンセントに挿すタイプの小さなLEDライトを常時点灯させておきます。これで「種火」のような最小限の陽の気を確保し、完全な闇を作りません。
- メインライト(センサー): 天井の主照明はセンサー式にします。人が通る時、つまり「気が動く時」に合わせて最大光量で照らし、活性化させます。
これなら、気が完全に停滞するのを防ぎつつ、必要な時には十分な明るさを確保できます。「便利さ・省エネ」と「風水的な安心感」のいいとこ取りをして、無理なく続けていくのが一番大切かなと思います。
電球が点滅するチカチカ現象の対処法

たまに、玄関の電球が「チカチカ…」と点滅することってありませんか? 夜中にこれを見ると、なんだか不気味で怖くなってしまいますし、「何か悪い知らせの前兆かも…」と不安になる方もいるかもしれません。
風水やスピリチュアルな視点では、光の明滅は「気の乱れ」や「エネルギーの不安定さ」として受け取られることもありますが、まずは落ち着いて、現実的な原因を疑ってみるのが先決です。
まずはここをチェック!
- 電球の緩み: 掃除の時などに少し回ってしまっていませんか?締め直すだけで直ることも多いです。
- 寿命のサイン: LEDでも、回路の不具合で寿命が近づくと点滅することがあります。
- 器具との相性: 調光機能付きのスイッチに、対応していないLED電球を使うとチカチカすることがあります。
ほとんどの場合、これらは単なる物理的な不具合です。怖がらずに早めに新しい電球に交換してしまいましょう。
実は、チカチカした状態を「まあいいか」と放置すること自体が、お家への関心の薄さを表し、メンテナンス不足=「気を淀ませる原因」になってしまいます。物理的にスッキリ解消することで、視界もクリアになり、気持ちも運気も晴れやかになりますよ。
玄関の電気つけっぱなしと風水の開運アイテム

照明環境を整えたら、プラスアルファのアイテムでさらに玄関の居心地を良くしてみませんか? ここでは、風水の知恵を取り入れた色選びや、相性の良いインテリアについてご紹介します。自分の家の玄関に合うものを、楽しみながら選んでみてくださいね。
北向きや鬼門の方角に合う照明の色
玄関の方角によって、相性の良い「光の色」が少しずつ違うと言われています。お家の玄関がどの方角にあるか、スマートフォンのコンパスアプリなどで確認してみてくださいね。家の中心から見て、玄関ドアがどの方角にあるかが基準です。
北の玄関(水の気)

北は日当たりが悪く、冬場は寒さを感じやすい方位です。ここには、温かみのある「電球色(オレンジ系)」の光がぴったり。北の持つ冷たい「水」の気を、光の温かさで包み込むイメージです。ほっこりとした暖色系の光があるだけで、孤独感や不安感が和らぐとも言われています。
北東・南西の玄関(土の気・鬼門/裏鬼門)

いわゆる鬼門・裏鬼門と呼ばれるラインです。ここは「変化」や「安定」に関わる場所なので、ジメジメしたり薄暗かったりするのは避けたいところ。明るくハッキリとした光を選び、常にスッキリと見通しを良くしておくのがおすすめです。影ができないよう、隅々まで光を行き渡らせましょう。
東・南東の玄関(木の気)

朝日が昇る元気な方位です。ここには「昼白色」や自然光に近い爽やかな光がよく合います。朝日のようなクリアな光が、発展や成長のエネルギー(木の気)をさらに後押ししてくれますよ。
運気を上げる鏡の位置と置き方

お出かけ前の身だしなみチェックに欠かせない「鏡」。実は風水でも強力な開運アイテムなんです。鏡は光を反射して増幅させるので、照明の効果を倍増させてくれる頼もしい存在です。
置く場所によって、アップする運気が異なると言われています。
| 位置(家の中から見て) | 期待できる効果(風水) |
|---|---|
| 右側(青龍位) | 仕事運、地位、名誉運アップ。発展的なエネルギーを高めたい方に。 |
| 左側(白虎位) | 金運、財運アップ。豊かさを呼び込みたい方に。 |
ただし、一つだけ重要な注意点があります。それは「玄関ドアを開けて真正面」には置かないこと。

真正面に鏡があると、せっかく玄関から入ってきた良い気(旺気)をそのまま外へ跳ね返してしまうと言われています。もし動かせない作り付けの鏡がある場合は、観葉植物を置いて鏡を少し隠すか、素敵な布でカバーをかけるなどの工夫をしてみてくださいね。
窓のない玄関に飾る絵や写真の効果

マンションなどで窓がない玄関は、どうしても閉塞感が出がちです。壁に囲まれていると、気の流れも止まってしまいそうですよね。
そんな時は、絵画や写真を飾って「仮想の窓」を作ってあげましょう。壁に一つ「抜け感」を作るだけで、空間の広がりが変わります。
おすすめなのは、奥行きを感じる明るい風景画です。
- 山や森の絵: 安定感と癒やしのエネルギーを与えてくれます。
- 花畑の絵: 華やかさと明るい陽の気をプラスしてくれます。
- S字に曲がる川や道の絵: 穏やかに気が流れ込んでくるイメージを持てます。
逆に、暗い色調の絵や、幾何学模様などの複雑すぎる抽象画は、玄関には少し不向きかもしれません。毎日その絵を見て「気持ちいいな」「明るいな」と感じられるかどうかの、ご自身の直感を大切にして選んでみてください。
観葉植物や盛り塩で邪気を払う方法

「生きた気」を持つ観葉植物は、玄関の最高のパートナーです。植物は呼吸をし、成長しています。照明の光を浴びて生き生きと育つ緑があるだけで、無機質な空間に生命力が宿り、悪い気を浄化して新鮮なエネルギーを循環させてくれます。
葉っぱの形にも意味があります。
- 尖った葉(ユッカ、サンスベリアなど): 「魔除け」や「邪気払い」の効果が強いとされます。気が鋭くなるので、悪いものを寄せ付けない番犬のような役割です。
- 丸い葉(モンステラ、ポトスなど): 「調和」や「リラックス」の効果があります。人間関係を円滑にし、穏やかな気を招き入れたい時におすすめです。
また、日本の伝統的な盛り塩も、場を清めるという意味で人気があります。小皿に天然塩を円錐形に盛って置くスタイルですね。

ただ、盛り塩は「置けば終わり」ではありません。湿気を吸って固まったり、ホコリを被ったまま放置するのは逆効果になってしまうので、こまめな交換(1週間?10日に1回程度)が必要です。「管理できるか不安だな」という方は、まずは掃除と照明を徹底し、元気な観葉植物を置くだけでも十分な「浄化」になると私は思います。
玄関の電気つけっぱなしと風水のまとめ

ここまで、玄関の照明について風水の視点からたっぷりとお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。
「玄関 電気 つけっぱなし 風水」と検索してこの記事にたどり着いた方は、きっと「もっとお家の雰囲気を良くしたい」「家族みんなが幸せに過ごせるようにしたい」と、真剣に考えていらっしゃるのだと思います。その優しい気持ちこそが、何よりの開運アクションです。
結論として、LED電球を活用して玄関を明るく保つことは、月々数百円のコストで実現できる、とても現実的で効果的な開運習慣です。
明るい玄関は防犯面での安心感を生み、帰ってきた家族の心を解きほぐし、結果として良い運気の循環を作り出してくれます。「24時間絶対につけなきゃ!」と無理をしてストレスを溜める必要はありません。
- 夜の間だけ小さな明かりを灯してみる
- お気に入りの絵をライトアップしてみる
- センサーライトとうまく付き合う
そんな小さな工夫からで大丈夫です。ぜひ、あなたらしい方法で、心地よい光のエネルギーを取り入れてみてくださいね。あなたの玄関が、温かい光とたくさんの幸せで満たされますように。

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